スコアの出し方

体操競技では審判が演技を採点し、スコアを出します。

選手が演技をすると、D審判、E審判、ライン審判、計時審判それぞれが採点をし、その点数を引いたり、割ったり、足したりしてスコアを出します。

たくさんの審判員が協力して一つの演技を採点しています。

今回はそのスコアの出し方について、簡単に説明していきます。

最終スコア

スコアのことを審判員は「最終スコア」と呼びます。

最終スコアはDスコアとEスコアを足したものです。Dスコアは演技の難しさを表し、Eスコアは演技の出来栄えを表しています。

DスコアやEスコアはどのように出しているのでしょうか?

Dスコア

Dスコアは難度点(DV)構成要求(CR)組み合わせ点(CV)の3つを足したものです。

難度点(DV)とは、実施した技の難しさを点数にしたものです。A難度の技なら0.1点、B難度の技なら0.2点、C難度なら0.3点というように、技ごとに点数が決まっているので、それを足していくと難度点が出ます。

女子の場合は最大8つしか難度点を数えることができないので、 難度の高いものから順に8つの技を選択し、その合計を出します。この時、終末技を必ず含まなくてはなりません。

難度点(DV)を出すことが出来ました。

次は、構成要求(CR)です。

構成要求(CR)とは、種目ごとにこんな技を入れましょうという決まりがあり、その技を入れたら0.5点もらえるというルールです!

例えば、段違い平行棒では、高棒から低棒への移動技、逆手の技、離れ技、倒立1回ひねり技の4つが構成要求になっています。この4つすべてが演技に組み込まれていた場合、0.5点×4で2.0点つけることができます。

平均台、ゆかも同じように4つの構成要求が決められて、最大2.0点です。

最後に、組み合わせ点(CV)です。

組み合わせ点(CV)とは、難しい技を連続して行ったときに与えられる加点です。0.1点もしくは0.2点の加点があるので、採点規則で確認しておきましょう。

Eスコア

Eスコアは、演技の実施芸術性の2つに対する減点を10点満点から引いたものです。

実施とは、どれだけ技の理想像に近い演技ができたかということです。膝が曲がる、足が開く、姿勢が悪いなどの減点がこれに当たります。理想に近い実施をすることができると減点は少なくなります。

芸術性とは、美を追求し、表現する活動のことです。女子では平均台とゆかで求められています。美しく、なおかつ魅力的な演技を高く評価し、芸術性に乏しいと思われれば減点します。

近年、芸術性の部分が強く求めれれているので、審判員も見る目を養っておきましょう。

Eスコア以外の減点

減点はEスコアだけではありません。

DスコアとEスコアを足したものが最終スコアですが、 そこからさらに減点することがあります。それが、ラインオーバーやタイムオーバー、短い演技などに対する減点です。

ラインオーバーはライン審判。タイムオーバーは計時審判。短い演技やあいさつを怠ったなどのND減点はD1審判もしくは審判長が減点をします。

D審判、E審判以外にもいろんな人が採点に関わっています。

D1審判はそれらの審判員が出した点数をまとめ、足したり、引いたりして最終スコアを出しました!

これで採点が完了です。お疲れさまでした💦

おわりに

採点には、D審判、E審判、ライン審判、計時審判、審判長など、いろんな審判が関わっています。

各審判員が見るべきところをしっかり見て、採点をすることで初めてスコアを出すことができるのです。

なかなか忙しく、難しい仕事ですが、いろんな演技をまじかで見ることができて面白いことが多々あります。

皆さんも採点の勉強をして、審判をしてみましょう。

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