プランターで野菜を植えた。
一人暮らしを始めるときに、まず、プランターと土を買ってもらい、ベランダに設置。
4年間、植えたり、枯らしたりを繰り返し、野菜を育ててました。
トマト、ベビーキャロット、千両2号ナス、えだまめ、ホウレンソウ、春菊、二十日大根など、、、
けど、実際はほとんど面倒見なかったので、収穫量は極小です。(´;ω;`)
私、野菜育てるのに興味なかったみたい。
つくば市農業サポーター
1年も終わる頃、大学生活に慣れ、ようやく農業に足を踏み入れた。
農業を経験できる場所を調べると、つくば市農業サポーターというものがありました。
農業サポーターは、農家のお手伝いをしたい人と、お手伝いしてもらいたい農家さんとを市がつなぎ、農業に一般の人も参加できるようにするものです。
私自身で、サポートを必要とする農家さんの情報から、農家を選択し、市がつないでくれました。
私は2回参加しました。
YAGIファーマーズCLUB(柳橋成一さん)
2月26日(金)13時~17時 YAGIファーマーズCLUB
ネギの種まき
若手の研修社員さんとともに作業を行い、将来の話など、いろいろな話を聞かせていただきました。
つくばの風
3月6(日)8時~17時 つくばの風
人参堀り
筑波大学のつくば学生農業ヘルパー(サークル)のお二人と一緒に人参をひたすら拾いました。
農家さんが機械でニンジンを土から掘り出してくれるので、それを土の上に並べ、選別し、ケースに入れていきます。
ずっと中腰の作業なので、結構腰に来ました。
次の日の部活が筋肉痛で本当にきつかった、、、
生物資源学群の講義に潜入
3年になり授業に余裕が出てきたので、生物資源学群の講義に参加し始めました。
作物生産システム学
・林先生
ここで、ウルグアイ大統領ホセ・ムヒカ氏と出会います。
持続可能な生物循環、お米の品種改良の歴史についてが講義内容でした。
この講義は先生の熱量が高く、面白かったです。
・加藤先生
具体的な稲作の生産技術や、収量構成要素などについて学びました。
これは、少し退屈だったなという記憶があります。
植物生理学
2017年春AB 水曜1,2限(各週入れ替わり)
この内容は非常に難しかったです。ホルモンなどの話が多く、付いていくのに必死でした。
何とかテストまでやり切り、ギリギリで単位を獲得できました!
農業経営・生産経済学
2017年秋AB 木曜3,4限?(納口るり子)
農業法人などの事例を見ながら、農業経営の問題点や、この先の未来について考える講義でした。
石川県の「六星さん」や「ぶった農産さん」が題材として取り上げられており、石川の農業法人について調べるきっかけとなりました。
そして、納口先生に「農業をやりたい。」という話を聞いてもらい、筑波大学の卒業生で農業の現場で働いている方々を二人紹介していただきました。
これは、私にとって、大きな展開です。
農業バイト
のばたファーム(しげさん)
のばたファームの社員として働くしげさんは、納口先生に紹介してもらった卒業生の一人です。
先ほども登場しましたが、大学時代「つくば学生農業ヘルパー」のリーダーをしていたそうです。
その時に行っていた、「のばたファーム」さんで卒業後働き始めたそう。
野菜を育て、包装し、スーパーに出荷するまでがシゲさんのお仕事。
私はこれを一緒になって手伝っていました。
この頃は4年生だったので、授業がゼロに等しく、週2~3回ほど昼間に通っていました。
横田学さん(稲作農家)
しげさんの紹介で、稲作農家の横田さんのバイトを数回しました。
またもや登場しますが、「つくば学生農業ヘルパー」の方たちの中に交じって、飛び入り参加的な感じで働かせてもらいました。
横田さんは学生のバイトを繁忙期のみ、時期限定で集めます。
例えば、播種、苗だし、もみすり。
人手が必要な時だけ、農業ヘルパーに募集がかけられるのです。
もみすりは夜の8時集合で、そこから、深夜の2時くらいまで、乾燥調整のお手伝いをします。
なかなかできない経験ですね。
西崎ファーム(合鴨農家)
西崎ファームにはアルバイトではなく、見学、体験に1度行かせてもらいました。
ここも納口先生に紹介してもらった、清水司さんという方が働いているところです。
清水さんは西崎さんの跡を継ぐそうです。
ここは手づくりの鶏舎で、放飼を行い、ストレスなく合鴨を育てるというのが、特徴です。
大きくなった合鴨はそこの施設で加工し、自社で販売までしています。
オイシックスの資料にも載ってたような気がします。
私はその一端をちょっとだけ覗かさせていただきました。
石川県就農セミナー
石川農業女子セミナー
3年生、8月19日
INATO(石川農業総合支援機構)とPASONAグループが主催の石川県農業女子セミナーに参加しました。
大手町のPASONAビルにて、石川県で農業をする女性の方がゲストスピーカーとして経営体系などを話してくださいました。
石川県で就農したいという人が集まるので、現実的な、それに近い話を聞くことが出来ます。
運がいいことに、そこで知り合った浜田由紀さんの会社アグリスターオナガ(羽咋)さんにその後研修に行くことが決まりました。
石川県若手農家セミナー
これも、前述したセミナーと一緒で、INATO(石川農業総合支援機構)とPASONAグループが主催の就農支援セミナーです。
石川県で活躍する若手農家さんの熱い話が聞けました。
・農事組合法人One:レンコンと稲作
それだけ効率よく人の力を使わずに農業をするかを大学教授と力を合わせて考えているそうです。
・能登風土:「農業」「漁業」「飲食業」の3つの事業
契約栽培をうまく回す方法などを語っておられました。大事なのは「何をしたいかではなく、誰としたいか」だそうです。
このようなセミナーを通して、自分が就農するイメージが付いてくるし、支援してくださる人が周りにはたくさんいるということが分かってきました。だんだんできるような気になれます。
NOPPO
NOPPOは「農業界と大学生の出逢いの場を創る」をミッションにする会社です。
フリーペーパーを作る学生スタッフを募集しているのをNOPPOのサイトで見つけ、応募しました。
いろんな農家さんのところに行ける、農業界について広く知ることが出来る。そんなところです。
フリーペーパー制作
フリーペーパー作りは、学生スタッフが取締役の福本さんとともに、企画を考えるところから始め、アポを取り、取材に行き、記事を書く。そういう一連の流れを体験できるのが醍醐味です。
自分の気になるテーマで記事を書くことができ、興味を深堀りしていくことが出来ます。
私はマイナビ農業さん、わくわく手づくりファーム川北さんに取材に行ったのが一番の思い出です。皆さん相当熱かった。
新潟農業旅
福本さんに誘ってもらい、新潟の農家にも触れました。
山古志村、六日町、長岡など回りました。
・長部さん(長部農場)
懇親会の場で出会いました。
その後もいろいろ気にかけてくださり、嬉しい限りです。
農業は現場だけでなく、農業資材、農業機械、農薬、情報サービスなど、いろんな世界が広がっています。
NOPPOさんのように「農業を応援する」という立場から農業を見てみるのもいいのかもしれません。
農業実践研修
アグリスターオナガ
石川農業女子セミナーで知り合った、アグリスターオナガさんのところに3日ほどインターンをしに行きました。
泊まり込みで、働かせていただきました。
野菜の苗移植から、夏野菜の収穫、選別、梱包まで農家の1日の作業というのを知ることができました。
ここで一緒に研修を受けていた美遥は、大切な農業仲間です。
平谷村
・加藤農園
平谷村で信州高原夏トマトを栽培する加藤さん。
アグリスターオナガで知り合った美遥が大学時代バイトでお世話になったそうで、そこに連れて行ってもらいました。
この村は長野県で一番人口の少ないですが、観光業が盛んで、活気がありました。
加藤農園ではトマトの収穫をさせてもらいました。
・平谷高原スキー場の兄ちゃんたちと、地域おこし協力隊の皆さん
地域おこし協力隊の方々が作る酒米の栽培の手伝いをしました。
この酒米は無農薬でやっていたため、ヒエがめちゃくちゃ出ていました。ということで、みんなでヒエ取りです!
ゴミ袋持って、田んぼの中に入り、永遠にヒエを取っていました。
これは終わらない!!
やっぱ無農薬は手間がかかるし、難しいです。
出来れば除草剤使いたいですね。
2週間ぐらいこの村に滞在していた私ですが、農業以外にも市役所の中に入って、村民運動会の準備を手伝ったり、スキー場でバギーに乗ったり、コテージの掃除をしたり。
最終的に村民運動会にも参加し、ちゃっかり踊ったり、走ったり。
めちゃくちゃ楽しい思い出を作らさせていただきました。
平谷村の方たちには頭が上がりません。また行きたいです。
ここが農業経験を追い求めていく中で行きついた、最終地です。
最後に、就活。
実は、農業をするかギリギリまで悩んでいました。
4年の2月まで。
ラスト1ヶ月、ようやく決断でき、動き始めました。
まずは実家から通えるところの稲作農業法人さんを探し、求人を出しているところにアポを取りました。
雇ってもらえることになったのが今の和多農産。
「とりあえず、やってみたいんだ!」、の気持ちだけではじめました。
今は働き始めて、1年と4か月。
この先、どのような選択をするか私にもわかりませんが、両足を突っ込む勇気だけは失わないないようにしたいです。
この投稿が誰かしらの参考になれば嬉しいです。
お読みいただきありがとうございました。
R2年7月21日
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